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土壌・地下水汚染対策
当社は、1998年6月、環境ビジネスの最先端を走る米国コロラド州ボルダー市に本社を置くウォルシュ社と共同事業協定を締結しました。大地と水に関する当社の経験と技術を、世界中で1,000カ所を超す環境改善事業の実績を誇るウォルシュ社の技術と融合させ、お客様のニーズにあった最適な土壌・地下水汚染対策を提供してまいります。
土壌・地下水汚染対策の流れ-資料等調査
対象となる土地の汚染の可能性を評価します。土地取引の際の環境サイトアセスメントとして、土壌・地下水汚染リスクを評価します。表層土壌調査の調査範囲や試料採取地点を決めるために必要な調査を行います。
■調査内容
- 土地の使用履歴
- 有害物質の使用・保管等履歴
- 企業活動
- 地質・地下水に関する情報
- 聞き取り調査
- 調査資料:地形図、地質図、空中写真、土地利用現況図、登記簿等
- ■現地での聞き取り調査
- ■調査地点の設定
土地取引・不動産鑑定等に際して、土壌・地下水汚染に関するリスクを回避するための、環境サイトアセスメントをお引き受けいたします。
改定されました。
■土壌・地下水汚染のリスク
- 不動産価値の低下
- 企業及び、汚染地区のイメージ悪化
- 企業の社会的信用や事業への影響
- 調査・対策費用の負担
- 損害賠償責任
- 健康被害
土壌・地下水汚染対策の流れ-表層土壌/ボーリング調査
■表層土壌調査
表層土壌、土壌ガスを分析し、汚染の有無を確認します。「土壌汚染対策法」に対応した調査を実施します。
- ■土壌ガス採取
- ■現地土壌ガス分析
■ボーリング調査
ボーリングによって地下の土壌・地下水を採取します。採取した試料を分析し、そのデータ解析することによって、対象地の詳細な汚染状況を把握します。
- ■ジオプローブによる試料採取
- ■現地土壌油臭・油膜測定
- ■エコプローブによる試料採取
- ■薬剤分解トリータビリティー試験
土壌・地下水汚染対策の流れ-浄化対策/健康被害の防止対策
■浄化対策
様々な汚染状況に対して、低コストかつ適切な浄化対策を実施します。
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浄化方法の種類
- 化学的分解法
- 土壌ガス吸引法
- 地下水揚水法
- エアスパージング法
- バイオレメディエーション
- 掘削除去
- その他
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浄化対策の流れ
- 1.浄化目標設定
- 2.浄化コスト算出
- 3.最適な浄化方法の選択
- 4.設計
- 5.実効性試験
- 6.施工
- 7.オペレーション/モニタリング
- 8.浄化終了
■フェントン法(化学的分解法の一種)
浄化対策エリアに注入井戸を設置し、そこにフェントン反応剤を注入することで、VOCや軽質油を化学的酸化分解します。土壌を入れ替える必要がないため、稼働中の工場や営業中のガソリンスタンドでの浄化対策が可能であるだけでなく、低コストかつ短期間で浄化対策が完了します。
- VOC・油類の汚染に対して有効
- 汚染物質は無害な水・炭酸ガスにまで分解
- 掘削・外部処理が不要
- 稼働中の工場やガソリンスタンドでも対応可能
■フェントン法の原理
フェントン反応剤は、酸化剤として使用される過酸化水素、および触媒として使用される二価鉄から構成されます。フェントン反応の主反応は、下記(1)及び(2)からなります。
(1)Fe2++H2O2 → Fe3++・OH+OH-
(2)Fe3++H2O2 → Fe2++・OOH+OH+
ヒドロキシルラジカル( ・OH )は強⼒な酸化剤で、有機化合物の化学結合を切断して無差別に酸化分解し、最終生成物として炭酸ガスを生成します。
■健康被害防止のためのリスク管理措置
汚染地における健康被害を防止するための各種リスク管理措置を実施いたします。
- 立ち入り制限(柵、標識等の設置)
- 封じ込め(不溶化、遮水壁等)
- 覆土・舗装(アスファルト、コンクリート、盛土)
- 地下水モニタリング
土壌汚染調査の費用とリスクの関係
調査の信頼性 | 調査費用 | トータルコスト | 土地取引リスク |
---|---|---|---|
高い | やや高 | 低 | 小 |
不十分 | 低 | 高 | 大 |