環境エネルギー事業
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JGD ZEB Solution
ZEB(ゼブ)とは?
Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
建物内のエネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーをへらし、創エネによって使うエネルギーをつくることで、エネルギーの消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。
環境省ZEB POTAL「ゼブ・ポータル」より引用【ZEB PORTAL図1】
ZEBの定義は、達成度合いにより4つの段階に分けられており、消費量正味ゼロを達成した建物が、最高位の『ZEB』となります。
ZEBをつくるには?
ZEBをつくるためには、以下の3ステップで検討することが重要です。
STEP1.
❶パッシブ技術
エネルギー需要を減らす → 断熱・遮熱など
エネルギーを出来るだけ必要としない建物にする
STEP2.
❷アクティブ技術
エネルギーを無駄なく使う → 高効率空調・照明など
エネルギーを無駄なく効率的に使う設備にする
STEP3.
❸創エネ技術
再生可能エネルギーで賄う → 太陽光発電など
エネルギーを創って(創エネ)、消費エネルギーを賄う
環境省ZEB POTAL「ゼブ・ポータル」より引用
ZEBプランナー
JGD は、2021 年に山形県内企業で初めてZEB プランナーに登録されました。地下水熱・地中熱のリーディングカンパニーとして、ZEB 化を目指す皆様のお手伝いをさせていただきます。
2050 年カーボンニュートラルを達成するため、ZEB の普及促進に取組むとともに、持続可能な社会の実現に貢献して参ります。
JGD が提案する地下水熱を利用したZEB
- 高効率帯水層蓄熱を利活用したトータル熱供給システム
地下水熱で「空気・給湯・融雪」という3つの熱需要に対応 - 冬期間の冷熱蓄熱を利用したフリークーリング
- 地下水を直接冷媒と熱交換できる専用ヒートポンプの採用
- 太陽熱温水器など、他の再生可能エネルギーとの複合利用
導入実績
日本環境科学株式会社 ZEB棟 [山形県山形市]
- 太陽熱利用による給湯の高効率化
- 夏期は冬期に蓄熱した冷熱によるフリークーリングでヒートポンプレス冷房
- 冬期は夏期に蓄熱した温熱による「暖房+給湯+無散水融雪」といった3種類の熱需要に対応
太陽光パネルで発電された電気は自家消費
余剰電力をEVに充電することで、災害時には動く蓄電池に
-
太陽光発電パネル:
30.7kW (307W×100枚) -
EV充電システム使用状況
全熱交換型換気による熱ロス低減
高効率換気設備イメージ
一般換気の場合
全熱交換型換気の場合
LED照明、人感センサ―による省エネ制御
LED照明
人感センサ―付き自動点灯・
段階調光LED照明
地下水熱で空調・給湯・融雪3つの熱需要に対応
熱源井
密閉式井戸構造
完成口径150㎜×深度72m×2本
ヒートポンプ
冷房・給湯専用ヒートポンプ
- 操作盤
- 冷暖房用
- 給湯用
冷却能力:30.0kW
加熱能力:30.1kW
給湯能力:30.2kW
無散水融雪
駐車場融雪
来客用駐車場:90㎡(不凍液循環)
職員用駐車場:416㎡(地下水直接)
給湯
貯湯タンクより常時給湯可能
貯湯量:500リットル
太陽光エネルギーを併用
太陽熱温水器:集熱面積13.98㎡ ( 真空管式 )
空調
用途ごとに設置したFCU
外皮に高い断熱性を持たせることで、空調負荷を軽減
南西側窓に外付ブラインドを設置し、太陽輻射熱を約82%遮断
外付ブラインド(開)
外付ブラインド(閉)
BEMS(Building and Energy Management System)を導入
BEMS:エネルギー利用状況や太陽光発電状況を一元的に運用管理するシステム
BEMSによるエネルギー収支の見える化
トータル熱供給システム
運転状況
太陽光発電状況
設計一次エネルギー消費量(GJ/年) | 基準一次エネルギー消費量(GJ/年) | |
空調設備 | 209.15 | 449.41 |
換気設備 | 3.26 | 17.35 |
照明設備 | 78.82 | 241.45 |
給湯設備 | 1.45 | 4.17 |
昇降機 | 0.00 | 0.00 |
太陽光発電 | -294.30 | 0.00 |
合計 | -1.18 | 712.38 |